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  • 漫画読みログ 笑いの力とは強きもの「へうげもの」(山田芳裕)9

    どうにも、秀吉すらも世の流れをコントロールできてない。わび数寄を一切やらない、実務派の三成がからむと、テキパキと物事が進みすぎる。 なんで利休が邪魔なのか? そこまでしないといけないのか? わかりきらないまま、結論が出てしまう。 利休が退場し、数寄の天下を担うことになる古織だが、その心中には変化が去来していて・・・・ という9巻。 師匠を自ら介錯したあとに、4ページ見開きがどどんと。 視界上手の2ページで雷雨が空を打っていたが、視界下手の2ぺージでは晴れ間が見えてきて、わかりやすく心情を説明している。 古織の天然な数寄マニアっぷりを笑えるほど、利休がほどよく崩れたのも、天下が一応おさまった状態だからか。 その利休から古織も笑いや崩れの面白さを実感していく。 利休の暴れっぷりは唐突かつ強すぎて読者としても笑うしかない。拳で猛進。脱いだらスゴイ。 最期は緊迫感が最高に高まったところでズッコケて

    toronei
    toronei 2009/07/30
  • 漫画読みログ お前はただの人工知能だ!!「PLUTO」(浦沢直樹・手塚治虫)8

    手塚治虫原作、長崎尚志プロデュース、浦沢直樹作の21世紀版アトム。8巻で堂々完結。 こんだけ重たい冠が積んだ作品を、よく上手いことリメイクしたなぁ、というのが最初の感想。 原作も読み返してみたけど、手塚にしては長く、浦沢にしては短い分量だったんじゃないか。 浦沢直樹の漫画が巧すぎる。ザクッとした場面転換で引きつけながら読ませるのは、面白いんだけどページ数がかさむんだよな。 主人公が「エーッ!」とか言いながら(ただの例えだよ)、順序よくお話が進む手塚アトムの時代とは見せ方が違う。 プルートゥって何だ? どこから来たの? 何が目的なの? という衝撃をきっかけにミステリーが始まって、 人工知能やサイボーグ技術を真ん中にロボットと人間ってどこが違うのと語る。 原作アトムから離れすぎないんだよな。でもどう読んでも浦沢(長崎)漫画。 付加されているテーマは人工知能の部分。 憎しみを与えることで、人口知

    toronei
    toronei 2009/07/06
    やっぱり浦沢は、長崎以外の原作があった方が良いよね。いや「YAWARA」は別よ。
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