3メガバンクは、10月以降、インターネットバンキングの振込手数料を引き下げる。しかし、世界の潮流は、送金手数料を無料化することだ。CBDC(中央銀行デジタル通貨)が導入されれば送金手数料は完全にゼロになり、有料のサービスは淘汰されるだろう。 こうした時代に対応した銀行のビジネスモデルは、マネーをデータとして活用することだ。しかし、日本の銀行も電子マネーも、手数料依存モデルから脱却できない。 インターネットバンキングの振込手数料を引き下げ 7月1日の日本経済新聞が伝えたところによると、3メガバンクなど大手銀行は、10月以降、インターネットバンキングの振込手数料を引き下げる方針だ。 この記事によると、その目的は次の2つだ。第1に、ATMの維持運営には多大の費用を要するので、ATMの利用から、コストが比較的安いインターネットバンキングの利用へのシフトを促すこと。第2に、銀行外で広がっているキャッ