節電のためにBEMS(ビル向けエネルギー管理システム)や電力の見える化システムなどといった機器を導入する企業が増えている。しかし、ビルの1フロア、あるいは1室だけという規模の中小企業では、BEMSなどの機器は導入しにくい。そこで役に立つのが「スマートタップ」だ。 「スマートタップ」とは、コンセントと電気機器の間に接続することで、コンセントにつながっている機器が消費している電力量を計測する機能を持つ機器だ。「スマートコンセント」と呼ぶこともある。 節電のためにBEMSや電力の見える化システムといった機器を導入しようと思ってもなかなか難しいということもある。BEMSや、電力の見える化システムといった機器は基本的にはビル単位で導入するものだ。自社ビルで営業している企業なら、このような機器の導入も進めやすいが、オフィスビルの1フロア、または1室だけといった中小企業は自身の判断だけで導入することはで