NHK総合テレビジョン『プロフェッショナル 仕事の流儀/直感は経験で磨く』の中で、こんな質問が投げかけられました。「プロフェッショナルとはどういう人だと思いますか?」 それに対しての羽生棋聖の答えの中に、成果を出すためのヒントが詰まっているのです。 一日1時間、20年を続けられるかどうか 羽生棋聖は、このように答えていらっしゃいました。 「細かいこと、それをたとえば一日1時間、20年間やれと言われたら大変ですよね。本当のプロフェッショナルとは、そういう努力を続けられる人だと思います」――そしてベテランのプロ棋士の中には、そういう人がたくさんいる、と。もちろん、羽生棋聖もそうした一人に間違いありません。 羽生棋聖だって、常に見えないところで努力をしています。だから勝てる。羽生棋聖は天才だから、何も努力していなくても強いわけではなく、やっぱり恐ろしいほどの地道な努力を日々積み重ねているのです。