ELTと担任の2人で行われる滋賀県長浜市立北郷里小の英語授業。生徒たちは元気いっぱいに手を挙げていた=2006年6月(有川真理撮影)(写真:産経新聞) 「英語を使える日本人」を育てるため、新しい学習指導要領で導入された小学校5、6年生の「外国語活動(英語)」が、この4月から一部の学校で先行スタートした。これまでの文法中心の英語教育ではなく、小学生時から英語になじむことでコミュニケーション能力を高めようという狙いだが、「週1時間の授業で役に立つのか」「日本語もままならない段階なのに…」と反対意見も依然として根強い。「脱ゆとり教育」に舵が切り替わり、授業時間数が増える中で新たに英語が加わることが教師にとっても負担になっているという声もある。週1時間ほどの授業で、子供たちは英語を使いこなせるようになるのだろうか。 ■英語の教員免許持つ小学校教諭は3% そもそも、今回導入された小学校での外国語