都教育庁によると、立川市の小学校で3年生2クラス45人のうち14人のインフルエンザ感染が確認され、21~22日を学年閉鎖にした。都内の公立学校がインフルエンザで臨時休業措置が取られたのは2020年3月初旬以来になる。 23日の都のモニタリング会議では、専門家から警戒の声が相次いだ。東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は終了後の報道陣の取材で、日本とは季節が逆の南半球のオーストラリアでインフルエンザの流行が始まっていると指摘。「新型コロナの感染対策により世界的に2年間ほとんど流行がないことで社会全体の免疫が落ちている可能性がある。(日本で)夏場にはやることもあり得る」と語った。