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*bookと小説に関するtouri208のブックマーク (3)

  • 人生は何度でもやり直しがきく、だから諦めるな、と励まされる小説(Book Bang) - Yahoo!ニュース

    真っ当な手段でお金を稼ぐ。 西條奈加『隠居すごろく』は、そのことについての小説だ。これが実に楽しいのである。稼いだお金でご飯がべられる。そんな当たり前のことが書かれているだけなのに話に引き込まれる。彼らの商売が上手くいきますように、と祈りたくなる。 発端は巣鴨で糸問屋を営む嶋屋の六代目当主・徳兵衛が隠居を決意したことだった。家業を息子に譲って隠居所に引き込んだはいいが、毎日が虚ろで仕方ない。働きづめに働いて、金を稼ぐ以外には何もしてこなかった男だからだ。 そんな徳兵衛の日常に変化が起きる。きっかけを作ったのは遊びに訪れていた孫の千代太だった。泣き虫だが優しい性格の孫は、新しくできた友人・勘七の家が貧しいのが可哀想だとぽろぽろ涙をこぼす。だがそれは、憐れみをかけているようで友人を見下しているのに等しい。人としての正しい道を孫に示すため、徳兵衛は自分にできる唯一のことをもう一度始める。金稼ぎ

    人生は何度でもやり直しがきく、だから諦めるな、と励まされる小説(Book Bang) - Yahoo!ニュース
  • 「百合」と「SF」、好きなものが両方入っていたら2倍うれしい 『裏世界ピクニック』宮澤伊織に百合を聞く (1/3) - ねとらぼ

    記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「実話怪談」「ネットロア」「人間関係」「緊張感」「百合」――これらの言葉に強く反応してしまう人が、手に取るべきがあります。宮澤伊織さんの『裏世界ピクニック』(早川書房)です。 偶然〈裏世界〉に入り込んでしまった大学生・紙越空魚(かみこしそらを)は、ある出来事をきっかけに金髪美人の仁科鳥子(にしなとりこ)に出会います。鳥子は行方不明になった閏間冴月(うるまさつき)を探し、日々裏世界にもぐっていたのでした。 「くねくね」「八尺様」「きさらぎ駅」といったネット上で囁かれる怪談が、当に起こる奇妙な世界を、2人は“探検”していくことになる――というストーリー。現在小説3巻、コミカライズ1巻が刊行されています。 『裏世界ピクニック』宮澤伊織さんに百合について聞いてきました! 作は、SFやネットロアホラーとしての面白さと同時に、百合作品とし

    「百合」と「SF」、好きなものが両方入っていたら2倍うれしい 『裏世界ピクニック』宮澤伊織に百合を聞く (1/3) - ねとらぼ
  • 『月がきれい』が好きな人は、『東雲侑子』を読むといい

    『月がきれい』が好きだ。 『月がきれい』は、中学生の淡い恋を柔らかく描いたアニメだ。これを観るのが、楽しみのような苦しみになっている。 初心な二人が、ゆっくり恋を育てていく様子が愛らしく、その嬉しさ恥ずかしさが甘酸っぱく伝わってくる。その一方、劣等感と自己嫌悪に苛まれていた自分の過去を思い出し、苦しくなる。 作中、ある重要なタイミングで、村下孝蔵の『初恋』が流れたとき、涙が止まらなくなった。これ、二人がずっと後になって振り返ったとき、あの日から互いの人生が重なり始めたんだということが、視聴者にだけ分かるという演出になっている。シナリオゲームでいう分岐点だね。「好きだよ」と言えずに初恋が終わるルートなのか、「月がきれい」と伝えた夜から始まるルートなのか。 恋が終わってしまう分岐は沢山ある。「想い」に気づかないうちにクラスのみんなにからかわれるエンド。告白玉砕エンド。LINEがつながらなくてす

    『月がきれい』が好きな人は、『東雲侑子』を読むといい
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