7月の都知事選で落選した鳥越俊太郎氏は、ハフポスト日本版のインタビューで「ネットは裏社会だと思っている(前編)」「戦後社会は落ちるところまで落ちた(後編)」と述べ、特に投票率が低い若者世代に対して「彼らは何もわかってない。わかっていればもう少し真剣になる」と叱咤した。 鳥越さんが「落ちるところまで落ちた」と現代を評するのに引き合いに出したのが、「60年代安保の世代」だった。学生運動の時代、学生もまた、主要な市民運動の担い手としてリベラル勢力を支えたのは疑いがないだろう。確かに、その時代に比べれば「今時の学生」は元気が無いように映るのかもしれない。