スマート工場が5G待望のキラーアプリに、期待集めるネットワークスライシング:IoTと製造業の深イイ関係(5)(1/3 ページ) 脚光を浴びるIoTだが、製造業にとってIoT活用の方向性が見いだしきれたとはいえない状況だ。本連載では、世界の先進的な事例などから「IoTと製造業の深イイ関係」を模索していく。第5回は、5Gとスマートファクトリーの関係性にスポットを当てる。 次世代移動通信システムである「5G」のユースケースが検討されて久しい。これまで自動運転や遠隔医療、映像配信などの領域における5Gの活用が通信事業者によって提唱されてきたが、最近注目されている領域の1つに「スマートファクトリー(スマート工場」がある。 ドイツは「インダストリー4.0」を提唱し、企業の枠を超えてあらゆるものをリアルタイムでネットワーク接続することで「工場の自動化」を促進している。さらに消費者ごとにカスタマイズされた