子宮頸がんワクチン患者 救済へ 9月18日 22時50分 若い女性のがんの中で最も多い「子宮頸がん」。これを予防するための「子宮頸がんワクチン」を巡って、接種後に原因不明の痛みなどを訴える人が相次ぎました。 厚生労働省が調査を行った結果、症状が回復していない人が若い女性を中心に186人にのぼることが分かり、救済に向けて動き始めることになりました。 子宮頸がんワクチンを巡る問題について、社会部の山下茂美記者と科学文化部の稲垣雄也記者が解説します。 子宮頸がんワクチンは 子宮の入口にできる「子宮頸がん」は、主に「ヒトパピローマウイルス」と呼ばれるウイルスの感染が原因で発症するがんです。20代や30代の若い女性がかかる「がん」の中で最も多く、国内で年間およそ3000人が亡くなっています。 子宮頸がんワクチンはがんを予防する効果が期待されるとして、国内では6年前から接種が始まりました。おととし