JR北海道が、来年3月の北海道新幹線開業に向けた安全対策の取り組みについて発表。特に、青函トンネル内での避難設備増強や異常時の対応訓練などに重点が置かれています。 新幹線の乗車定員に合わせて避難設備を増強 JR北海道は2015年12月22日(火)、来年3月の北海道新幹線開業に向けて取り組んでいる安全対策について発表しました。なかでも海底の長大トンネルを通過するという、ほかの新幹線とは大きく異なる特性をふまえた対策が目立っています。 まず青函トンネル内の「定点」と呼ばれる施設(竜飛・吉岡の2か所)について、新幹線の乗車定員に対応して避難所設備を増強。固定式椅子が竜飛定点では304席から420席に、吉岡定点では392席から484席に増やされたほか、着座用備品(エアクッション、段ボール、ブルーシート)が各定点それぞれに約300人分用意されました。簡易トイレも増設されています。固定電話の設置や携帯