2枚目の名刺を持つことの意味とは何か。最近「パラレルキャリア」という考え方の広がりとともに、2枚目の名刺の価値が、キャリアの観点から注目され始めている。 キャリアとは、ラテン語の「carrus」(車輪の付いた乗り物)、あるいは「carraria」(車の轍)を語源とする言葉。そこから転じて、車が通ったあとに残る車輪の跡である轍(わだち)や人の足跡、経歴なども意味するようになった。現在は「職業生活と人生の経歴の軌跡の総体」「個人としての成長、発達」を指して用いられることが多い。 そもそも「キャリア」とは何なのか、そして不確実性が増す中で、2枚目の名刺を持つこととキャリアにどのような関係があるのか。雇用や人的資源管理を専門とする法政大学大学院政策創造研究科教授の石山恒貴氏に、キャリア理論と共に、日本社会のキャリア観の現在地などについて解説いただいた。 ーーーーー 「キャリアが財産」になる時代へ

