部下がミスをするのは注意が足りないから、仕事への適性が欠けているからと考える上司が多い。しかし、注意喚起でミスは無くならないし、そもそも能力や心構えとミスに関係性はないと行動科学マネジメントの第一人者・石田淳氏は語る。ミスを生むのは日常のよくある言動なのだ。石田氏の著書『無くならないミスの無くし方』(日本経済新聞出版)から一部抜粋してお届けする。 ミスをするのは能力が低いから? 「発注したつもりが実際は発注しておらず、商品が欠品した」 「指さし確認をしたにもかかわらず、誤った状態のまま作業が進んでしまった」 「顧客データの入った書類を紛失した」 ちょっとしたミスが大きな事故につながる、顧客からの信頼を失うことになる。経営者、管理職、リーダーであれば身に染みてご存じのことでしょう。 ましてや今はSNSで瞬時に情報が拡散する時代。1つのミスに起因する事故が、組織の根幹を揺るがすことになりかねま

