東京証券取引所は7月22日午後3時半から緊急会見を開き、同日午前に発生した派生売買システムの障害について説明した(関連記事1、関連記事2)。説明に当たった鈴木義伯常務取締役CIO(最高情報責任者=写真)によると「プログラムが使用するメモリー領域の設定ミスにより、取引の注文状況を表示する板の情報が配信できなくなった」という。ベンダーである富士通の作業ミスをテストでも発見できなかった。 板情報を配信するプログラムは本来、1銘柄当たり1280バイトの作業用メモリー領域を2万8000銘柄分、合計3万5000Kバイト確保するよう記述しなければならない。だが、1銘柄当たりのメモリー領域を誤って4バイトとしてしまったため、プログラムは本来の320分の1の109.375Kバイトしか確保しなかった。結果として89銘柄以上の板情報の問い合わせが同時に発生すると、作業用メモリーが足りなくなり、情報配信システムが
すでにご存じのとおり、「iPhone 3G」のアクティベーションに関して、発売日である米国時間7月11日の時点で重大な問題が生じていた。アクティベーション手続きを店頭で行うようにしたことと、AT&Tが2007年の第1世代iPhoneの発売時に見せたお粗末な対応を考えれば、まったく意外というほどでもないだろう。 驚きなのは、既存のユーザーも新しいシステムソフトウェアをダウンロードできるようになったとAppleが発表してから約36時間経つのに、今もなおダウンロードできないということだ。少なくとも、すべてのユーザーがダウンロードできているわけではない。 筆者は、1年前に購入した第1世代のiPhoneを所有している。しかし、7月12日正午の時点で、新しいファームウェア「iPhone 2.0」をダウンロードすることができていなかった。「iTunes」は何を間違えたのか、「現在お使いのiPhoneソフ
2008年7月1日から2日にかけて,松下電器産業のHDDレコーダー「DIGA」シリーズで不具合が発生している,との書き込みがWebサイトの掲示板などに相次いだ件に関して(Tech-On!の関連記事),同社広報から事実との確認が取れた。 今回発生した不具合は,電源を入れても正常に起動しないというもの。発生が確認された件数は約300件。この場合,何回電源の入/切を繰り返しても,起動したときに「HDDを初期化するか」と確認する画面が表示され,「はい」の選択肢しか選ぶことができなくなっていたという。「はい」を選んだ場合には,内蔵HDD内の録画データが削除されるが,実際に削除された事例は4件だった。不具合の原因については,「システム設定値が正しく設定されない場合がまれに起こるため」(同社広報)と説明する。同社が配布したダビング10対応用のファームウエアに関連するかどうかは明らかにしていない。 同社は
ドリコムグループが運営する無料ブログサイト「ドリコムブログ」がアクセスしづらい状態になっている。2008年7月2日16時現在はアクセス可能だが、14時頃はアクセスできない状態になっていた。 運営主体のドリコムジェネレーティッドメディアによると、データベースの過負荷が原因だという。きっかけは7月1日に実施したデータベースシステム(PostgreSQL)のメジャーバージョンアップ。システム更新によりデータベースの処理能力が落ち、過負荷に陥った。これによるドリコムブログへのアクセス困難な状況は、現在まで続いているという。 現在、データベースのチューニングを行うことで負荷を軽減すべく作業中だ。ただし、作業終了の見通しは立っていないという。作業の区切りが付き次第、ドリコムの運営者ブログで今後の予定を公開する。
福井県美浜町で6月30日午後4時37分ごろ、「ミサイル発射情報、当地域にミサイルが着弾する恐れがあります」と緊急放送が町内に流れるトラブルがあった。原因は調査中である。 津波や地震、弾道ミサイルの発射といった緊急情報を全国の市町村に伝える消防庁の「全国瞬時警報システム(J-ALERT)」の受信装置を再起動した際、ミサイル着弾時に流す定型の音声が放送された。緊急放送は屋外に設置した防災無線58基を通じて町内全域に流れた。 美浜町によれば、受信装置は音声と回転灯で緊急情報の受信を知らせる仕組みになっている。このうち回転灯がこの春ごろから故障していた。そのため、消防庁に対応方法を問い合わせ、この日に同庁が指示した手順にしたがって再起動などの操作をしたところ、突然に緊急放送が流れたという。 職員が誤作動に気付き放送をストップした。その10分後に、誤った情報が流れたといった訂正の放送を流した。
NTTドコモは2008年6月13日、6月12日に発生したiMenu入札システムの不具合の詳細を明らかにした。ソフトウエア更新時の設定ミスが原因だった。同社はポータルサイト「iMenu」の一部で、表示順をユーザー数の多いサイトからオークションで高値を付けたサイトに6月23日から変更する予定だった(関連記事)。しかし、不具合により今回のオークションは無効となり、表示順の変更は延期となった(関連記事)。 初のオークションに当たり、本来は非公開の入札金額を公開してしまった。今回の入札期間は6月10日午前9時から6月12日午後3時まで。6月12日午後2時30分から3時までに最高額の入札があった場合は、締切を3時30分まで延長する仕組みだった。 この延長期間は、入札金額の上位4位を入札者に非公開とする設定だった。しかし、実際に設定が有効になったのは、午後3時29分から3時30分の1分間だけ。残りの29
NTTドコモが2008年6月23日から変更予定だったポータルサイト「iMenu」の表示方法を延期することが決定した(関連記事)。原因は6月10日から12日の期間に実施した入札システムのトラブル。コンテンツプロバイダーから「ログインができない」「見えてはいけないはずの入札価格が見える」などの苦情が相次ぎ、入札、落札ともすべていったん白紙に戻して無効にすることになった。再入札の実施時期は未定。 トラブルが発生したのはNTTドコモが新しく設けた広告メニュー「プレミアムメニュー」の入札システム。iMenuのメニューリストのうち、「働く/住む/学ぶ」「着うたフル」「着うた/着モーション」「着信メロディ/カラオケ」「メロディコール」「待受画面/フレーム」「ゲーム」「占い/診断」「コミック/書籍」「デコメール」の10ジャンルにおいて、第2階層目となる中ジャンルの表示方法を従来の利用者数順から入札価格の高
NTTぷららとアイキャストは2008年6月3日,映像配信サービス「オンデマンドTV」の視聴に不具合が発生し,それが約34時間ぶりに復旧したと発表した。 オンデマンドTVは,NTTのブロードバンド回線を利用したVOD(ビデオ・オン・デマンド)や多チャンネルのサービス。6月1日午後1時30分ごろから,西日本地域30府県の最大約4万7000世帯が正常に番組を視聴できない状態が続いていた。 原因は,NTTぷららによると,番組の視聴要求を管理するサーバーの不具合。サーバーがユーザーの視聴要求に対して応答できなくなり,輻輳(ふくそう)が生じた。同社は輻輳を解消するために,サーバーに対する視聴要求を規制。段階的に規制を解除し,6月2日午後11時40分ごろに復旧した。 不具合が起こったのは視聴要求が増える時間帯だが,「これまでに同様の不具合が発生したことはない」(NTTぷらら)。また,同社はオンデマンドT
テーオーロイヤル、長距離界の帝王狙う 平地芝三千以上の古馬重賞全4戦皆勤へ/阪神大賞典 阪神大賞典を制したナリタブライアン(右)、2着マヤノトップガン(1996年3月9日撮影) [記事へ] 競馬昨春天皇賞3着馬シルヴァーソニックが…/阪神大賞典[3月12日 08:51] 3歳馬特集ウォーターリヒト、中山攻略に挑む …/スプリングS[3月12日 08:47] 【毎日ベスト3】名牝シーザリオの重賞初Vだ!フラ…[3月12日 11:16] 【コラム】23年最優秀障害馬マイネルグロンのプロ…[3月12日 11:16] 競馬ルージュスティリアが引退して繁殖入り、新馬戦では…[3月11日 17:25] 3歳馬特集シックスペンス無傷3連勝へ 国枝師…/スプリングS[3月11日 18:40] 3歳馬特集新馬レコード勝ちカンティアーモが反撃…/フラワーC[3月11日 17:05] 3歳馬特集オーキッドロマン
もはや日常茶飯事と化したシステム障害への対策に、いよいよ大手ベンダーが動き出した。 6月2日、富士通株式会社はシステム開発(以下、SI)プロジェクトにおける開発リスクの軽減、SI品質の向上等を目的とした新会社「株式会社富士通アドバンストクオリティ」の設立を発表した。 新会社では、SIプロジェクトごとに、SIにおける豊富な経験やノウハウを持つベテランSEが、第三者としての品質検証を行うとともに、SEに対し品質に関する教育を行い、品質に関する考え方やスキルなどを継承していくという。 第三者品質検証では、システム構造設計からプログラムテスト工程に携わる作業者全員の作業プロセスにおいて、当該プロジェクトの作業手順が遵守されているかを確認したうえで、適宜改善提案を行っていく。品質に関する教育では、対象プロジェクト全参加者に対し、品質に関連する付帯ドキュメントの作成手順や品質管理手法などの教育をプロジ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く