アルゼンチンのブエノスアイレスで、数か月後には本の文字が消えてしまう、賞味期限ならぬ「賞読期限」がある本が発売されました。 せっかく買った本でも、読まずじまいで、本棚に横たわっている本ってありますよね。「いつか読もう」と思いそのままになっている本たち。 でも、本や著者は本が読まれるのを待つだけしかないのでしょうか? 本が読まれないことは、作家、特に新人作家にとっては実は死活問題で、一度出版した本が読まれなければ次の本の出版にはまずつながらないわけです。 そこで、ブエノスアイレスのパレルモ地区にあるインディペンデント出版社Eterna Cadencia(エテルナ・カデンシア)は、文字インクが空気や光(太陽光、電気)に触れると2~4か月で消える特殊なインクを使った本を出版(世界初)。 本を購入したら「すぐに読まなきゃ」と思わせる工夫として生まれた特殊インクを使った本は、“El libro qu