Sexy Zoneが今年デビュー5周年を迎え、初のベストアルバムとなる『Sexy Zone 5th Anniversary Best』をリリースした。デビューして5年、本当にあっという間だったような気もするし、いや、何だかいろいろあって、本当に長い歳月だったようにも思う。Sexy Zoneにまつわる記憶や時間の流れには、不思議とゴムのように伸縮する感覚がある。 2011年秋、Sexy Zoneのデビューはとにかく衝撃的だった。《時代を創ろう Sexy Zone》と歌われたデビュー曲“Sexy Zone”は、光GENJIの《しゃかりきコロンブス》(“パラダイス銀河”)ぐらい独特のジャニーズ文体で綴られたナンバーだったわけだが、なにしろ作曲はかの馬飼野康二というお墨付き。馬飼野渾身のジャニーズクラシックなメロディに乗せて、一輪の薔薇(!)を手にした平均年齢14.2歳の5人の美少年に、声変わり前