今くるよや村上が言うように、これまでは女芸人の出る枠が限られ、活躍の機会が少なかったことを考えたら、「女芸人」というくくりの大会ができただけでも、現時点では意義があるといえるだろう。それゆえ、今後も議論を重ねて改善しながら続くことを願っている。同時に、賞レースに限らず、「女芸人」でくくって過剰にステレオタイプな役割を担わせるテレビ的演出も、変化していくべきなのではないだろうか。 これは男の芸人にもあてはまるが、パワハラを感じさせるようなコミュニケーションや、身体的な特徴をいじったり、誰かをおとしめたりする笑いから脱却しようとする動きはある。ただ、女芸人がテレビに出ると、「ブス」といじることが笑いの世界の“優しさ”であると勘違いしたやりとりがまだあったり、女芸人同士のモテ・非モテや美醜での序列を見せたがったりする演出もある。なかには、そうしたこれまでのあしき風習を真面目に内面化してしまい、す
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く