新型コロナウイルスの感染拡大で、日本に住む不安定雇用の外国人は暮らしに深刻な打撃を受けている。大阪で外国ルーツの子供の学習支援を続けてきた団体の実行委員長は、新型コロナ対策を巡る公的な情報の多言語発信が不十分で「生活に必要な情報が外国人の家庭に届いていない」と警鐘を鳴らす。【後藤由耶/写真映像報道センター】
追記(2018/10/09 20:40ごろ) 記事の公開後だいぶ経ってから思い出したのですが,下記の記事で「まず査読付き論文誌を探す」ことを推奨していたり具体的な雑誌名を挙げていることに気付きました。これこそ良い具体例だったのに最初に示さなかったのはもったいなかったというか,早い段階で読んでいただいた方々には申し訳ないです。言語学・日本語学の中でも「日本語を対象にした文章研究」というやや狭いトピックですが,著書,論文集や紀要論文との付き合い方についても書いてあるので興味のある方はどうぞ。 dlit.hatenadiary.com はじめに 私の専門は言語学(日本語)で研究・教育関係で他の人文社会系や理工系の研究・文化の一部に触れることがあるぐらいなのだけれど(あとアカデミックライティングに関わっている関係で他分野について調べることもある),その狭い範囲ですらいろいろな違いがあってとても「人
厳寒の京都からこんにちは、おかんです。あ、いえ、お洒落な柄シャツを着こなすこの方ではありません。 右側が私です。お話をうかがっている相手は、京都精華大学の新学長、ウスビ・サコさん。 マンガ学部を日本ではじめて設置したり、妖怪に詳しい教授がいたり、なにかとユニークな京都精華大学。私の母校でもあり、ジモコロでも過去に取材をおこなっています。 そんな京都精華大学ですが、新学長の就任決定が世間を賑わせました。 新学長のウスビ・サコさんはなんとマリ共和国出身。人文学部の先生です。「どうしてマリから京都に?」「なにを研究してる先生なんだ」とTwitterなどで話題になっていたのですが、卒業生ながら私も抱えている疑問は同じ。 私は芸術学部に所属していたので、学部の異なるサコさんとは挨拶を交わすくらいの距離感でして……。 「世間の注目めっちゃ浴びてはるけど、私もサコさんがどんな人なのか、知りたい!」とサコ
人文科学は、自然科学やテクノロジーがもたらすものに対して、従来の人間観のままで、それが倫理的に良い悪いと言っているだけではダメなんだ。「人間とは何で、どうあるべきか」ということについて、今までとは全く違うタイプの問いに答える義務が、人文科学にはある。 小林康夫先生は声を高めてこう語る。 1986年から東京大学で教鞭をとり、人文科学を学ぶ学生なら知らない者はいないであろう小林康夫先生。今年度で退職する知の巨人に、今の学生が考えるべきことや、これからの人文科学の行くすえについて話を聞いた。第一弾は、人文科学の直面している危機と、人文科学者が生き残りをかけて取り組むべきことについてである。 〈知識の特権性を失った人文科学〉 人文科学を取り巻く環境はこの20年で大きく変わったんです。2つの点で人文科学は根源的な変化にさらされている。一つは、コンピュータとインターネットによって、だれしもアクセスでき
■はじめに 本ブログでは平成21年度分から国立大学運営費交付金額のランキングを作っています。一番最初は「文教ニュース」から、その次以降は「旺文社 教育情報センター」が毎年公表している運営費交付金の記事からデータを取得していました。今年もそんな風にしてデータを取得しようと考えていたのですが、よく考えたら自分は国立大学運営費交付金額の「一次資料」を見つけておらず、「二次資料」データでランキングを作り続けるのもいかがなものかなと思ったので、今回はランキング作成前に国立大学運営費交付金額の「一次資料」を探してみました。 とは言えどうやって手に入れたらよいものやら、最初はさっぱり分かりませんでした。そこで目的のために手段を選ばず、手っ取り早く文部科学省の情報公開制度に則って資料請求をしてみることにしました。 まず最初に文部科学省の担当部署に問い合わせて事情を説明し、「国立大学運営費交付金の各機関へ配
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