外観がカブトムシの角の形を模したムシムシランド昆虫館。15日に新装オープンする=福島県田村市常葉町で2023年6月26日、根本太一撮影 福島県田村市は8日、同県の浜通り地方の自治体と三春町、大阪府能勢町、宮崎県延岡市などの計15市町村で「昆虫の聖地協議会」を発足させる。8~9日は第2回「全国クワガタサミット」を開催。10日には、田村市役所に仮想部署「昆虫課」を新設する。 田村市は、広葉樹の腐葉土にカブトムシの幼虫などが多く生息し、レアなミヤマクワガタも捕れる。旧常葉(ときわ)町(現田村市常葉町)に観察施設「こどもの国ムシムシランド」があり、2022年に「昆虫の聖地」を宣言して昆虫を通じたまちおこしに力を入れる。来年度に向けて、例えば、昆虫が生息できる場所について、ミヤマクワガタがA、カブトムシがBなどと「環境指標」を設け、自然豊かな里山の地をアピールすることにしている。 協議会では、連携し