社会学学生・卒業生は必読かもしれない本。社会学って結局現実社会でなんの役に立つの?の具体的な解答例がいっぱい載ってます インタビューや参与観察なんかの社会調査例としても読めるけど、それだけじゃない。 そこから、暗黙知や隠れたルール、みんながまだ気づいてないニーズを探っていくって、社会学のなかでも特に有用性が疑わしい(と学生の時思っていた)理論系の学者が大好きなアプローチではありませんか! しかも、読み取ったルールやニーズをしっかり検証して、実用的なアイディアにしていく。アイディアが実際に人々や企業、社会にいかされていく。このあたりが、なんというかかなり感動です。 社会学ではそれぞれの関心の赴くままに、観察したり考察したり、理論っぽいものをこねたりしますよね。対象は、自殺や犯罪なんかの、いかにも社会に役立ちそうなものもあるけど、ファッション、アニメ、ファン文化などのサブカル系なんかも研究対象