習慣的に論文を読むとか、なにかしら研究に携わっていると、それなりに数式と物理現象間の接続が強くなっていくなあという感じがします。言い換えると、脳内のネットワークが研究向けに変わっていくというか。筋トレみたいなもんですね、使ってるうちに筋肉がついていく、という。BUでは、最初の一年間ひたすら数学と物理ばっかりやってましたが、あれは今から思うと一種の体力づくりだったんだなと思います。
習慣的に論文を読むとか、なにかしら研究に携わっていると、それなりに数式と物理現象間の接続が強くなっていくなあという感じがします。言い換えると、脳内のネットワークが研究向けに変わっていくというか。筋トレみたいなもんですね、使ってるうちに筋肉がついていく、という。BUでは、最初の一年間ひたすら数学と物理ばっかりやってましたが、あれは今から思うと一種の体力づくりだったんだなと思います。
うちの嫁はいつでも正しい。たとえ彼女が道を誤っても、ぼくは彼女を支持し、これは正しいと主張しよう。-Allan Pierceこの話には続きがあって、常に嫁の言うことは正しいと尊重すれば、あなたは幸せな結婚生活が送れるでしょう、とのこと。そしておそらく、自分を含めて自分の周りの人は、常に自分が一番正しいと思っていて、そうして自分に接してくるということ。お前らそう言うけどさー、案外そーでもないんだけどなー、とてきとうにかわすというか、一応話は聞くけど聞き入れるかどうかは別、ぐらいでちょうどいいんじゃないかなー、と思うこのごろです。
日本にいない間、ずっと実家に預けていたでかい観葉植物がありまして。その話です。ウンベラータといって、オサレなカフェでよくみかける奴です。こいつはほっとくとひたすた縦に伸びていき、一度葉が落ちた部分の幹からは、二度と芽が出てこない。そんなこんなで、2年間ほっといたらひょろひょろになってしまったのでした。で、これを枝わけ、どころか2つに分割することができるよ!ってどっかのWebに書いてあったので、早速試してみたのでした。絵の中でも書いてますけど、なんか企業のリストラ(再構築)みたいだなあと。葉は青々と沢山生えてきました。しかも分割された2本の幹はもともと茶色かったのに、分割後は青々と緑色に変化して、なんだか見た目も若返ったのでした。
お仕事ですから、いつもコンスタントに成果を出す必要があって、「なんとなく」「雰囲気で」「行き当たりばったり」迷うほどの時間は無い、という話。
はてなブックマーク - Looks cute, Looks weird - 2009年4月15日失敗、というほど重い言葉で捉えてないんだよな個人的には。仮説バイナリツリーみたいな木の枝を最初に大量に生やして、いらん枝から切って盆栽にすると美しくて正しい、みたいな感じ。えーと、☆をたくさんいただいたので自分で言及します。実際は、実験の仮説を間違えたまま4時間ぶっ通しで実験しちゃったとか、装置が壊れた(壊した)とか、装置を他で使ってるから今使えないとか、見つけた数理モデル1個だけでは自分の研究には足りなかったとか、一個の論文では仮説を補強するには不十分だったとか、ライブラリにバグがあったとか、いろんな目にあうんですけれど。基本的には、研究における仮説とその検証は、盆栽作りに似ていると思います。つまり、日々の研究のプロセスに対して、あんまり失敗とか重い言葉を与えたり、いちいち深刻に考えないで、ち
小人である自分は、今までその分野に携わってきた数々の巨人たる研究者と、自分のアドバイザー(担当教授)の肩にのっているので、遠くが見えているにすぎない。Standing on the shoulders of giants - Wikipedia, the free encyclopedia自分のperspectiveというか、ものの見方は、今の環境によるところが大きいと思うので、修士課程終了後の新しい環境でも、謙虚にperspectiveを育てていきたいなあと思うこの頃です。
数式全開ですよ。数式部分はスキップしてもらってかまいません。ご意見、歓迎します。ちなみに機械工学といっても、昨今はナノスケールの物性を研究してる人や、MEMSなんぞもありますので、学科というよりは研究で扱うスケールや抽象度でを決定していただくとよろしいかと思います。ワイブル分布の累積分布確率密度関数はで与えられる。は時間、ここでは人間の年齢とする。の値が1より大きくなると、確率密度関数の山が現れ、が大きくなるにつれ、シャープに高くなる。は理系の人間がいつおじさん(オヤジ)化するかを表す頻度、もしくはイケメンがどの年齢に多くいるかをあらわす。は、おじさん化する確率の累積値なので、40歳を超えるとになる。つまり、40すぎたらいくらなんでも100%おじさんであろう、と仮定する。なお、理系の女性はサンプル数が少ないため、確率モデル化が困難だと判断した、ということにしておく。でもよく考えたらエンジニ
デジタルカメラは、実験装置、計測器間の配線があやとり*1状態のとき、人がやった配線をバラして自分勝手に配線するとき、実験前、途中にセンサとテスト対象物の位置関係などを撮影するのに使います。これらの写真は、あとから議論をする時、レポートを書くときに非常に強力な証拠になります。研究ノートはきほんです。ネタが思いつかないときに、とりあえず書き出してみる、思考支援ツールでもあります。ちなみに、私の研究ノートは絵が多いです。USBメモリは、イマドキのUSBに対応した計測器からデータを吸い出したり、実験場にあるPCからデータをコピーするときに使います。十徳ナイフは一見意外なようですが、実験前に細かいものを切って加工したり、何かの梱包をといたりする時に便利です。あと、プラスドライバー、マイナスドライバーがついてるタイプだと更にいいですね。私はスイスアーミー社製を愛用しています。ふつうの電卓でもいいです。
自分で言及。id:tsugo-tsugo 殆ど男子校の機械工学科は、さわやかなイケメンが多くて(ただし就職前に限る)いい意味で体育会系のノリがあって(てゆーか男くさいわ)、個人的に女子のみなさんにお勧めです。うんうん、お勧めですよ特に機械工学科。身内びいきみたいですけど。経験上、なぜかこの学科だけはスポーツやってる人が多くて、からっとしたすれてない人が多いし。昔、技術営業をしていて同僚と「かっこいいお客さんとかいる?」って話になって(何このスイーツ馬鹿話)、でもあんまりいないんです、残念ながら。いるにはいたんですけど、「こーさわやかでー、回路設計とかすっごく詳しくてー丁寧に教えてくれて、超素敵な人いますよ*1」と言ったら、お前の男の趣味はおかしいと批判されるし。ふつう、自分の好みにさわやかイケメンと回路設計は足し算しないものらしい。そのへん、大学だと仕事に疲れてないし、体育会系のノリで研究
私が関わっているプロジェクトは5年計画で予算がついています。そうすると、当然教授なりスポンサーの大きな目的のもと、いくつも研究ネタ、論文が書けるネタが拾えるようになっていて、当然優先順位があります。どうも最近コロコロ私の関わっている件が変わるので、どういうことかなーと考えてましたが、まあこんな感じで教授(PI)が決めてるんだろうな、という判断基準がわかったので視覚化してみました。
これ研究関係ない…Inspired by はてなブックマーク - Looks cute, Looks weird - 2009年3月19日
日米関係なく、夫婦で研究者、もしくは専門職だったりするとかならず直面する問題です。今日の昼飯の話題もこれでした。ちなみに、ボストンは大学、研究所が多い都市なので、この問題を避けるために多数の研究者が大学、研究所に応募するため激戦区なんだそうです。まあこれは決して他人事ではなくて、私事ですが、私も主人とここ数ヶ月ほど、アメリカ国内で別居しています(彼は週末ごとに帰ってくる)。なかなかむずかしい問題です。
かたかな書きで「パースペクティブビーム」。Perspectiveは個人的に好きな英単語のひとつで、「視点」という意味のほかに「大局観」という意味があります。これは一生の課題です。超一流の学者連中は、なんであんなに先が「見えて」いるんだろうと思うことはよくあります…。今の私は多分こんなかんじ。先は長い…。
私は、絵でいうと真ん中辺の分野、計数工学、計算機科学、情報工学とか呼ばれる分野を勉強していましたが、そこではさっぱりダメな子でした。したがって、がりがりアルゴリズムを作って実装していく人はすごいなーと思っています。各分野に担当のジョブがあって、一人ひとりができることは限られていますから、どの分野がすごいとか、偉いってのは無いと思います。
taroleoさんからtsugo-tsugo劇場という名前をいただいてしまいました。マンガのタイトルにしましょうか…。今回は理工系よりの話題です。目の前の物理現象に秩序を見出して、多角的に見つめ、そして一般性の高い説明を与える。文章で書くと硬い。それをするためには、解析的手法を使いこなすことが必要で、数学が大切だよ、という話。…と偉そうに書いていますが、実際は結構大変です。いや、いつでも大変なんだってば。まるでゲームやマンガの魔法のように、たくさんの解析、統計的手法を使いこなして、物理現象をガンガン説明つけていけたらすごいカッコいい。憧れです。一通り解析が済んで、レポートを書いている時の私は、だいたいいつもニヤニヤしている。傍から見るとブキミだと思う。
理論、文献に携わる時は、静かにひとりで考える時間が大切。計算プログラムを組むときも同じ。頭にスイッチがあって、スイッチがはいると思索の部屋にひきこもることができる。この静かな時間が結構好き。わからないことが続くと、結構苦しい時間でもありますが。ときどき論理がつながると、天上から光がさしこむ瞬間がある。
このお題については色々描けるので、ちょっとしばらくこのネタでいろいろ描きます。これをめげずに繰り返していると、ときどき面白い結果だったり、ユニークな結論が得られることがあって、このように、血沸き肉踊るような喜びにあふれる(ただ勘違いしているときもある)。アドバイスありがとう>友人P
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