東芝、ソニー、松下電器産業の3社による「次世代DVD」の規格統一交渉が難航している。 ハイビジョン映像に対応した光ディスクとして、東芝は「HD DVD」を、ソニーと松下は「ブルーレイ・ディスク」を提案。「規格が分裂すれば、安売り合戦で損失が拡大し、最悪の事態に陥る」(東芝の藤井美英上席常務)と、東芝が譲歩して一度は規格統一へ一歩近づいた。しかし、結局は双方とも譲らず、交渉は再び白紙に戻った。両陣営とも相手の譲歩を引き出すための駆け引きに入ったとも読める。 次世代DVDの規格を巡って両陣営が激しく争う背景には、DVD事業の収益悪化に歯止めをかけ、次世代DVDを搭載した新製品に活路を求めたいという思惑がある。 青写真はこうだ。 ハイビジョン映像を映し出す薄型テレビが普及すれば、ハイビジョン対応の次世代DVDの需要も喚起される。その規格策定で主導権を握れば、いち早く次世代DVD搭載のプレーヤーや
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