リアショックからのオイル漏れを受け止める雑巾を敷き、風で飛ばされぬよう石で重しをしておく。 途中にバイクを停めるスペースがあるのかどうかわからないので今回は入渓ポイントまでは徒歩で行く。 が、どこから入っていいものやら。 最初の堰堤へと通ずる踏み跡はあると思うのだが、それより手前から入りたい。何せ初めての沢である、状況を知りたいのだ。 どこも斜面がきつく降りられそうにないのだが一カ所だけわりとフラットな場所があったので自分の背よりも高く深い藪を無理矢理漕いでなんとかかんとか沢へと出た。 渓相はとてつもなく良い。ただテンカラを振るには少々狭くチョウチンテンカラで毛鉤を打ち込んで行く。 その雰囲気とは裏腹に全く反応がない。もしかしたら本流との分岐点から入った方がよかったか。 徐々に集中力が下がってきたところで最初の堰堤が出てきた。この堰堤の下が有力ポイントであることは間違いなく開けているのでこ