岸田文雄首相 「洒落にもならない」 民法に「信義則の原則」がある。お互いに相手の信頼を裏切らないように行動するというものだ。その中には「クリーンハンドの原則」もあって、誠実でなければ法律上の保護は受けられないという。 「信義」「誠実」と日本の民法は厳しい道徳律を原則としている。しかし、政治の世界はどうか。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と盛山正仁文部科学相との関係を巡る攻防を見ていると、政治家は道徳律からかなり遠い存在だと言いたくなる。 自身のユーチューブ番組で、弁護士の若狭勝氏は次のように指摘する。クリーンハンドの原則を挙げ「その意味から言って盛山大臣が旧統一教会との関係性が相当ありながら解散命令の申し立てをする大臣というのは相いれない」。つまり申し立て大臣としては失格で「洒落(しゃれ)にもならない、笑い話にしかならない」と一刀両断した。 法律家と政治家は違うとはいえ、選挙応援してくれ