ジークフリート線跡に残る竜の歯(ドイツのアーヘン近郊) 竜の歯( ドイツ語: Drachenzähne、英: Dragon's teeth )は、戦車や機械化歩兵の移動を妨げるために設置される鉄筋コンクリート製の四角錐の防御用障害物である。これによって戦車を減速させて、対戦車兵器による攻撃を容易にするキルゾーンを形成するものだった。第二次世界大戦中に最初に使用され、特に欧州戦線でナチス・ドイツ西部国境を守るジークフリート線において広く採用された[1][2][3]。 第二次世界大戦[編集] 竜の歯は、 ヨーロッパ戦域でいくつかの軍隊によって使用された。ドイツ国防軍はジークフリート線と大西洋の壁でそれらを広範囲に使用した。通常、各「歯」は90 - 120 cm (3 - 4 ft)の高さで規格化されていた。 地雷がしばしば個々の「歯」の間に敷設され、さらに歩兵を妨害する有刺鉄線や、戦車をさらに