(CNN Business) 中国の海賊版サイトとして2003年から運営されている「人人影視」が先月、当局の取り締まりで閉鎖に追い込まれ、若者らの間に衝撃が走った。 同サイトには外国のテレビ番組や映画が字幕付きでアップロードされていたが、先月3日以降サービスが停止している。 上海の警察は3カ月に及ぶ捜査の末、同サイトを運営していたとされる14人を知的財産権侵害の疑いで逮捕した。 この時点でサイトの登録ユーザーは800万人超、閲覧できる番組や映画は2万本以上に上っていた。警察によると、運営グループは過去2年ほどのうちに広告や会費、コピー販売などで約1600万人民元(約2億6000万円)の利益を得ていた。 国営メディアは同サイトの摘発を、中国当局による著作権保護の取り組みとして称賛した。一方でSNS上では、外国のコンテンツを当局の検閲なしで視聴できる数少ない場を失ったユーザーらが悲鳴を上げた。