日本で表現の自由について調査を行った国連人権理事会の特別報告者が12日、日本政府に対し、メディアの独立性を強化するため法律を改正すべきだなどと勧告しました。日本政府は「表現の自由や知る権利は憲法で最大限保障されている」と反論しました。 ケイ氏は「日本では政府当局者がメディアに対して直接・間接的な圧力をかけることができる」などと指摘し、日本政府に対し、メディアの独立性を強化するため放送法の一部を見直すべきだと勧告しました。 ケイ氏はまた、「記者クラブの制度は調査報道を萎縮させる」などと指摘し、表現の自由と知る権利を確実に守る環境を整えるため、メディアも責任を果たすよう求めています。 ケイ氏の勧告に対し、ジュネーブ国際機関日本政府代表部の伊原大使は「日本政府の説明や立場に対し、正確な理解のないまま述べている点があり遺憾だ」と批判したうえで、「表現の自由や知る権利は憲法で最大限保障されている」と
フリージャーナリストの安田浩一さんがウェブマガジン「ノンフィクションの筆圧」を開設してから、この6月で一年が経つ。 『ネットと愛国〜在特会の『闇』を追いかけて』(講談社)で、2013年の日本ジャーナリスト会議賞と第34回講談社ノンフィクション賞をW受賞、15年には「ルポ 外国人『隷属』労働者」(『G2』、講談社)で第46回大宅壮一ノンフィクション賞雑誌部門賞を受賞した安田さんは「ネットメディアに関しては食わず嫌い」と言う。そんな彼が、ウェブマガジンを開設した理由は何だったのか。ネットメディアでどんなジャーナリズム活動を展開していくのか。本人にお話をうかがった。 ネットメディアへの抵抗と嫌悪感 もともと雑誌記者一筋ということもあってか、安田さんはネットが苦手のようだ。 安田 Facebookのやり方さえ知らない。パソコンはほとんどできないんです。今はネットに対して、抵抗と嫌悪を感じて仕事をし
日経平均予想レンジ――3万3300~3万4300円 今週の日本株相場は、日経平均株価が一時バブル経済崩壊後の最高値を更新するなど好調な値動きが見られた。引き続き米国の長期金利が抑制され、グロース(成長・・・ …続き
公開日時 今年3月、最高裁で日本の司法史に残る画期的な判断が下された。警察組織がこれまで「任意」で行ってきたGPSによる対象捜査について、「裁判所が発する令状なく行うことは違法である」と判断したのだ。今後、「任意」でGPS捜査を行うことは原則不可能になり、警察組織は、その捜査手法を見直さなければならなくなる。 この裁判を担当した「法律事務所エクラうめだ」代表の亀石倫子弁護士は、いま、参議院で審議中のいわゆる「共謀罪」について、「いまのかたちのまま『共謀罪』が成立することは、最高裁の判断に逆行することになる」と、強い危機感を抱いているという――。 警察は密かにGPSを付けていた 「共謀罪」の趣旨を盛り込んだ組織的犯罪処罰法改正案をめぐる参議院での審議が佳境を迎えているが、反対の声をあげておきたい。 共謀罪が成立すれば、国家による国民の監視が今まで以上に行われるようになる。人びとは次第に、「監
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く