ロシアのウクライナ侵攻による懸念は、燃料価格の高騰などのエネルギー問題にも及んでいます。ロシアの化石燃料に頼る日本も他人事ではありません。輸入に頼らずエネルギー自給率を高めるためにはどうしたらいいのか。カギを握る風力発電の最前線を取材しました。 ▽「エネルギー危機」地震・戦争で露呈 (萩生田光一 経産大臣) 「いわゆるブラックアウト(全域停電)を避けるため、広範囲での停電を行わざるを得ない。」 先日、発生した福島県沖の地震。火力発電所が停止した上、寒波も重なり、電力が逼迫、大規模停電の恐れもありました。 日本のエネルギー自給率は主要先進国の中で最下位の12%。ウクライナ危機もあり「自給率」を上げていくことが課題となっている今、注目を集める場所が−。 ▽“厄介者の風”が稼ぎ出す40億円 「冬の日本海は大荒れです。きょうは吹雪いているのですが、今、秋田には非常に多くの風車が立てられていて、この