愛媛県松山市内のJR松山駅から、駅弁がなくなることになり、ネット上で残念がる声が相次いでいる。 小さな弁当箱を開けると、鶏肉やレンコン、煮シイタケ、タケノコ、山菜などの具がぎっしり詰まっている。 その下に薄茶色く見えるのが、醤油味の炊き込みご飯だ。そして、隅に見える赤いサクランボが華を添えている。この弁当「醤油めし」は、松山駅の名物駅弁として、半世紀以上人々に親しまれてきた。 それがこの春から、食べられなくなる見通しになった。 コンビニとの競合激化などが原因とされる 松山市のサイトでも紹介されていた(該当ページは4月5日に削除済み) 帝国データバンクや東京商工リサーチによると、醤油めしを販売する愛媛県松前町内の鈴木弁当店が、2018年4月2日付で事業を停止したことが分かった。負債額は、約7000万円とみられている。 鈴木弁当店は、料亭を前身にして、明治時代の1910年に創業した。1960年