「食べログ」を運営しているカカクコムや「アメーバブログ」のサイバーエージェント、オンラインゲームなどのGREEやDeNA、ソーシャル・ネットワーク・サービス(SNS)のミクシィといったインターネット企業の株価が急落している。 背景には、年明けから「やらせ」発覚とネットで話題になっている「ステマ」、ステルス・マーケティングがあるとみられる。ネット銘柄は外国人投資家を中心に「成長株」とみられていて、2011年は株式市場をけん引してきただけに、市場全体への影響も懸念される。 ■「やらせ」発覚後に急落 年明けの2012年1月4日、カカクコムが運営する飲食店の「クチコミ」サイト「食べログ」で、作為的に飲食店に好意的なクチコミを投稿したり、ランキングを上位に押し上げたりする「やらせ業者」に、人気ランキングが操作されている事例があったことが発覚した。 食べログの月間利用者数は3200万人以上(1
やらせ業者の存在が口コミサイトの信頼性を大きく揺るがす一方で、書かれる側の店舗からは、サイト側の運営方法などにも疑問の声があがっている。 全国各地のすし店約8000店が加盟する全国すし商生活衛生同業組合連合会(東京都、全すし連)では、口コミサイト「食べログ」について、加盟店からの苦情や相談が昨年秋から増加しているという。全すし連によると、メニューにない商品についての苦情が書かれていたり、「来店日」が休業中だったりする書き込みが確認された。サイト運営会社に伝えても「書き込んだ人が『店には行った』と主張して、削除されないケースもある」(全すし連)という。 全すし連は「悪意の書き込みが原因で団体客が予約をキャンセルするなどの実害が出た店もある」とする。「店主は高齢の職人も多く、食べログの存在自体を知らない人も多い。事実無根の書き込みがあっても店は気がつかず、ある日突然お客さんが減るというケー
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く