関西でもんじゃ焼きの快進撃が続いている。長らくたこ焼きやお好み焼きの本拠地として栄えてきた京阪神地域でもんじゃ焼き専門店の進出が相次ぎ、先月9月の統計でついに店舗数がたこ焼き専門店を越えた。すでに昨年11月にはお好み焼き専門店の店舗数を超えており、関西の粉もん勢力図が大きく変わろうとしている。 関西地域の粉もんを調査している関西粉もん協会によると、今年9月度の統計で京阪神地域のたこ焼き専門店の数は4675軒。それに対してもんじゃ焼き専門店は4713軒で、ついにたこ焼き専門店の数を上回った。協会理事の横山勇氏は「ここ数年のもんじゃ焼きの勢いに危惧(ぐ)を抱いていたが、ついにこの日が来たか、という感じ。関西勢の巻き返しに期待したい」とため息混じりに語った。 東京下町の味として知られるもんじゃ焼きは長らくの間、関西人から「ゲロのようなもの」として偏見の目で見られていた。10年前、関西にもんじゃ焼