私が双極性障害になったとき 私の経験 37歳、男性 最初の「うつ」がきたのは、4年前のことだった。僕は何もできないという絶望感で何をする気も失せてしまった。毎朝ジムの早朝プログラムをこなしてからさわやかに出社していた僕からは考えられない状態だった。 数ヶ月してそのうつからは自然に抜け出すことができた。その1年後、かわいがってくれた祖母がなくなったときは妻や両親は再発を心配したようだが、お葬式ではむしろ気分はこれまでにないほど爽快になり、しめりがちな葬式を僕が大いに盛り上げたほどだった。きっと祖母が僕に力をくれたのだろう。 葬式からほどなくして僕は、これまでの会社をやめて、小さいが僕の才能を理解できる会社に再就職した。そこには僕のようなノウハウをもつ人間は一人もいないため、僕が作業のすべてをとりしきり、手応えのある最高の日々をおくることができた。当時は仕事を真夜中までこなし、それから朝まで飲