寺尾聰の「ルビーの指環」が席巻した昭和56年。その11月に、ある女性3人組のコーラスグループが、「ウエディング・ベル」という歌でデビューした。そのグループこそがSugarである。 この曲はクリスマスあたりから徐々にテレビやラジオなどで聴こえ始めて、翌年の昭和57年には「ザ・ベストテン」にも登場するようになった。結果70万枚を売り上げる大ヒットとなる。 Sugarのすごいところは、もうデビューしたときから完成されているところだ。ふつうならばデビューしたしたばかりのころは、どこかまだヘタクソだったりするものだが、3人のコーラスワークは最初からバッチリだった。 しかしこの「ウエディング・ベル」の歌詞はひどい。なにがひどいって、ふつう前のカノジョを自分の結婚式に呼ぶだろうか。ありえない。実際いまこんなヤツが近くにいたら、小一時間はそいつにむかって説教することであろう。 Sugarは当時の千葉市立高