前回の続き(個人情報には、漏洩した場合のリスクの大きさによって三つの分類があるという話)です。 (1)一般的な個人情報:氏名、住所など (2)機微な個人情報 :離婚暦、クレジットカード番号など 前回はこの二つにどんなものがあるのかを書きました。今回は、その個人情報が漏洩した場合に一番リスクの高いと思われる三つ目の分類はどのようなものがあるのかを書きます。 (3)特定の機微な個人情報 ・思想、信条、宗教に関する事項 ・人種、民族、門地、本籍地、身体・精神障害、犯罪暦など ・勤労者の団結権、団体交渉およびその他団体交渉に関する事項 ・政治的行為に関する事項 ・保健医療、性生活など 【特定の機微な個人情報】と呼ばれる分類には、これらのものがあります。 これらの個人情報が漏洩した場合、社会的差別の原因となる可能性が高いと思われますし、直接社会的差別を受けない場合でも、漏洩したことによって受ける精神