1960年代後半に人気を集めたカエルのキャラクター「ケロヨン」が23日、藤城清治美術館(栃木県那須町)の来館者歓迎イベントで愛嬌(あいきょう)を振りまいた。 90歳の影絵作家・藤城さんはケロヨンの生みの親。約40年間の冬眠から覚めたという設定で、藤城さんの巡回展に姿を見せるほか、来春からは栃木県内のテレビ局で番組も持つ予定だ。 国内の着ぐるみキャラとしては、初期に登場したケロヨン。昭和40年代にテレビ番組などで爆発的人気を呼んだ。7月には「くまモンには負けない」と再始動を宣言していた。 この日は午前10時半過ぎ、館内で出迎え役を担当し、握手をしたり、記念撮影に応じたりした。群馬県高崎市から家族3人で来た清水健一さん(51)は、「大好きだったんだよ」と話し、往年の人気キャラとの再会に感激していた。