12日午後1時すぎ、観光客らで混雑する京都市東山区の四条通大和大路の交差点に軽乗用車が突っ込み、横断歩道などの男女18人を次々とはねた。京都府警によると、女性5人と男性2人が亡くなり、残る11人も重軽傷を負った。 車を運転していた、近くの呉服雑貨店勤務、藤崎晋吾(しんご)容疑者(30)=京都市西京区=もまもなく死亡した。府警は、藤崎容疑者が持病のてんかんの発作を起こした可能性があるとみて自動車運転過失致死傷容疑で調べ、容疑者死亡のまま書類送検する方針。 府警によると、藤崎容疑者の車は大和大路通を北上し、タクシーに追突した後、赤信号の交差点へ進入。交差する四条通沿いの南北の二つの横断歩道を渡っていた歩行者らを時速50キロ前後で次々とはねた。車は交差点から約200メートル先の電柱にぶつかって停車。ブレーキ痕はなかったという。 府警が勤務先の呉服雑貨店から事情を聴いたところ、藤崎容疑者はこ