このページは、新 消防雑学事典 二訂版(平成13年2月28日(財)東京連合防火協会発行)を引用しています。 最新の情報ではありませんので、あらかじめご了承ください。 丙午(ひのえうま)や三の酉(とり)の年は火事が多いといわれていますが、その理由や根拠はどこにあるのでしょうか。 まず、丙午ですが、これは古代中国に生まれた自然哲学で、天地間万物の源は、木、火、土、金、水の様々な組み合わせで生ずると説く五行説や、幹枝(干支、わが国ではエトと音読している)の思想が大きな影響を与えているのです。 十干(じっかん)(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を甲と子、乙と丑のように順に組み合わせると60組できますが、丙午はその43番目に当たり、丙と午が共に五行の火に当たることから火災が多いとされているものです。 また、丙午山の雌馬は雄馬をかみ殺すという中国の俗信が、江戸時代の初期に日本