7月6日、前日の都知事選で当選を決めた小池百合子氏とグータッチする東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(写真:つのだよしお/アフロ) 相変わらず“ガラスの関係”であることが浮き彫りとなったように思えた。東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長が6日に小池百合子都知事との会談を行った後、来夏に延期される大会について開会式の規模縮小は困難である見通しを示した。 先月10日にはIOC(国際オリンピック委員会)と大会組織委員会の間でオンライン会議の場が持たれ、延期に伴う追加費用の最小化、大会の簡素化を共同声明の中に盛り込み、セレモニーの規模縮小も検討すると発表したばかり。この時点で森会長もメディアに対して「新型コロナウイルスによって世界は大きな被害を受け、たくさんの犠牲者もいる。従来のお祭り騒ぎが多くの人に共感を得られるのか、という点を考えないといけない」などと語り、暗に年