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童話に関するuehara13のブックマーク (2)

  • 日刊スレッドガイド : 童話「首がもげたキリン」-2

    アゾルカは顔に何か当たるのを感じて眼を覚ましました。 それは、細くて長くて赤い舌でした。目の前に大きなヘビがいました。 「おはよう!」 アゾルカはとても嬉しくなって元気よく言いました。 「やあおはよう。おまえはまだ生きてるんだな。そうすると毒を使った方がいいのかな」 「毒だって! そんなもの使わなくたって、僕は身動き出来ないよ。 君はヘビだね。ガジェットに聞いたことがあるよ。 細くて長くて、牙から出す毒で相手を動けなくするんだってね」 「首だけ角なしのキリンのくせに物知りだな」 「うん、母さんといる時は、地面に君みたいな動物がいるなんて 考えたこともなかったけれど、首だけになってから、いろんなものが見えてきたんだ」 「あちこちかじられてるようだが」 「ガジェットっていうハイエナや、ドレンさんっていうライオンべられたんだ。 ねえヘビさん、君の名前を教えて。それで、僕をべるのなら、 そ

  • 日刊スレッドガイド : 童話「首がもげたキリン」

    ある朝キリンのアゾルカが目を覚ますと、目の前にキリンの足がありました。 (おや、寝惚けているのかな。起きたんだから首を起こさなくちゃ) ところが、いくら力を入れても、 視界が横に動くだけで、ちっとも首が上に上がりません。 ざわざわと地面の草が首を撫でてとてもむず痒いです。 (どうしたことだ。何かの病気かもしれない) と、アゾルカは思いました。 そこへ、アゾルカの母キリンがやってきました。 とても哀しげな目付きでアゾルカを見下ろして、こう言いました。 「坊や、あなたの首はもげてしまったの。じきにあなたには「死」に捕らえられるわ。 キリンは首がもげたら死んでしまうの。私にはどうすることも出来ないの。 新しい子供を作るために旅立つわ。さようなら坊や」 そう言うと母キリンはアゾルカの首を置いて去ってしまいました。 首のないアゾルカの胴体は、母キリンを慕ってついていきます。 母キリンははじめアゾルカ

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