2月21日午前10時ごろ、散歩をしていた滋賀県湖南市岩根の吉田四郎さん(71)、道子さん(75)夫妻は、近所の電柱に不思議なものを見つけた。とぐろを巻く大きな白いヘビ。 よく見ると前夜降った雪だ。「誰が作ったんや」。いたずらと思ったが、周囲の電柱3本にも似たような「ヘビ」が見つかった。写真好きの道子さんがカメラに収め、京都新聞に送った。 日本雪氷学会の亀田貴雄さん(北見工業大教授)によると、「雪ひも」という珍しい現象とみられるが「見たことのない形」。緩やかな風で電柱に着雪し、気温が上がって雪が水を含み、ずり落ちてこうなったのではと推測する。 四郎さんは「何度も通ってきた道だが、初めて見た。帰る時には消えていた。また雪が降ったらゆっくり見たい」と話す。