3回目となる今年の「データジャーナリズム賞」が12日、主催するグローバル・エディターズ・ネットワーク(GEN)によって発表された。 今年は前年を200も上回る520のエントリーがあり、5月にファイナリスト75作品が公表されていた。 受賞したのは8つの団体と個人。ニューヨーク・タイムズ、プロパブリカなどの先頭集団は、さすがの技術力を見せつける。 だがそれだけではなく、3年連続受賞となるアルゼンチンの新聞「ラ・ナラシオン」やワシントン・ポスト、新興の「ディテクティブ・io」など、調査報道としてのインパクトをデータが支えている例も目立つ。 データジャーナリズムは、そもそも調査報道の手法として、デジタルテクノロジーを活用してきた。受賞作は、改めてそのことを思い起こさせる。 一方で受賞者の中には、読者に身近なデータと無料ツールを使って個人でデータジャーナリズムを実践し続けるカナダ「バンクーバー・サン