災害時などの危機管理情報共有システムに欠かせない機能の1つが、GIS(Geographic Information System:地理情報システム)だ。被害状況や避難所の情報など、さまざまな情報を地図上にプロットし可視化するシステムは関係者で情報を共有し、トップが意思決定するための強力なツールになる。もちろんGISシステムは災害時だけでなくカーナビゲーションから防犯まで、企業や自治体においてさまざまな分野で活用されており、今後もビッグデータやIoT、Ai(人工知能)などとともに発展が期待されている。 そんなGISソフトウェアのなかで世界シェアトップを誇るのが、米Esri社が開発した「ArcGIS」シリーズだ。今年5月17日・18日には、同ソフトの日本のユーザで組織されるESRIジャパンユーザ会が主催となり、第13回目となる「GISコミュニティフォーラム」を開催。数多くの研究機関や自治体、企