その後、奈須氏はセイバールートを書き終える直前に体を壊し、2002年夏に入院。のちのちイリヤルートをカットする判断をしたように、奈須氏ひとりで『Fate/stay night』を書ききれるのか不安がよぎっていたため、武内氏から信頼するライターに士郎以外の視点である「interlude」を任せてみてはどうかと提案される。 そして奈須氏から虚淵氏にその話を持ちかけ、虚淵氏は快諾。だが結果的に、『Fate/stay night』は奈須氏ひとりで書き上げることができた。なお、このとき奈須氏は制作中の『Fate/stay night』のプロットを虚淵氏に明かしているため、虚淵氏はアーチャーのネタバレを食らったという。 (画像は『Fate/hollow ataraxia』(2005)より) このような流れがあっため、『Fate/hollow ataraxia』でさまざまなライターを呼ぶ際、武内氏はひと