カナダの西海岸、Vancouverの隣のBurnabyという街に量子コンピュータを開発しているD-waveという会社がある。量子コンピュータは、ある種の問題に対しては現在のコンピュータより圧倒的に高性能と言われ、多くの研究が行われている。 普通のコンピュータは0と1の2値のbitを処理するが、量子コンピュータは0と1が重なり合ったqubitを処理する。研究室レベルで数~数10個程度のqubitを作ったという報告は珍しくはないが、実用的な処理には少なくとも50qubitは必要とか100qubitは必要と言われ、実用的な規模で安定して動く量子コンピュータを作ったというのは、現在のところD-waveだけである。 そして、同社は2011年5月に128qubitのD-wave Oneという商用機を米国の航空宇宙企業であるLockheed-Martinに販売したと発表した。購入したLockheed-M
米Googleは5月16日(現地時間)、米航空宇宙局(NASA)と協力し、量子コンピュータラボ「Quantum Artificial Intelligence Lab」をNASAエイムズ研究所で立ち上げたと発表した。量子コンピューティングによる機械学習の研究が目的という。プロジェクトには大学宇宙研究協会(USRA)も参加している。 カナダの量子コンピュータ企業D-Wave Systemsの512量子ビットコンピュータを導入し、7~9月期から研究を開始する計画。 現行のコンピュータでは解決が難しい多様な問題──音声認識、Web検索、タンパク質の折り畳み問題など──を解決するためのモデルの構築に取り組むという。 Googleは既に、モバイル端末の消費電力認識システムなど、量子コンピュータで稼働する幾つかの機械学習アルゴリズムを開発しており、量子コンピュータによる機械学習は非常に創造的な問題解決
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く