人差し指と薬指の長さが違う女性は、同性愛者になる可能性が高い――このほど発表された英エセックス大学の研究が、このように指摘している。 エセックス大学の研究チームは、女性の一卵性双生児18組の指の長さを測った。いずれの双子も、1人は異性愛者でもう1人は同性愛者だ。 平均して、人差し指と薬指の長さが異なる特徴は、同性愛者の女性にのみ見られた。これは一般的に男性、特に左手だけに見られる特徴だ。 これは、胎児の時に「男性」ホルモンのテストステロンをより多く浴びたからかもしれないと、研究チームは解説する。 研究チームはまた、男性の一卵性双生児14組の指も測定した。女性と同様に1人が異性愛者、もう1人が同性愛者の双子だが、ここでは指の長さと性的指向に関連性は見られなかった。 男性も女性も子宮内でテストステロンを浴びるが、より多く浴びる場合があるのかもしれないという。 論文を執筆したエセックス大学心理学
■「女子会」 最近、「ひきこもり女子会」が盛況だという。この記事(「ひきこもり女子会」が盛況な3つの理由 実態調査から漏れる主婦、家事手伝い…)によると、東京で開かれた「女子会」にはなんと100人も集まり、地方から訪れた方も珍しくなかったとか。 僕は、以前より「ひきこもり女子」の存在を知っており、その存在をなんとかポジティブに顕在化したいと思っていたので、この動きは嬉しい。 実はこれは「高齢ひきこもり」のポジティブな側面で、ひきこもりの中核世代である団塊ジュニアたちが続々と40才になっていることと関係する。 悩みの中身としては10代や20代の頃から変わらず傷つきやすいものの、なんというか、少し肩の力が抜けおおらかになっている。ある意味「諦め」もそこにはあるのだが、ユーモアも混じり始め、肩の力が抜けている。 これは「女子会」だけではなく、ひきこもりの「ピアサポート」にもいえることだ。 僕の法
「夫婦別姓」をめぐる訴訟が2月18日、最高裁判所の第3小法廷(大橋正春裁判長)から大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)に回付された。最高裁の大法廷は、長官を含む15人の裁判官全員で、憲法問題や判例変更などの重要問題を審理する。今回は、夫婦同姓制度を定めた民法750条について、憲法判断が行われるとみられる。 これを受け、訴訟の原告と弁護団が同日午後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開いた。榊原富士子弁護団長は「最高裁大法廷に回すということは、憲法判断をするということだ。まず一歩。とてもうれしい。最高裁の積極的な姿勢を感じている。最高裁には、明確に『憲法違反である』と書いていただきたい。それが、私たちの切なる思いだ」と話した。 ●「夫婦同姓を定めた民法750条は憲法違反」 この訴訟は、民法750条が「夫婦同姓」を定めているため、日常生活でさまざまな不利益を被ったとして、原告5人が国家賠
2、3日に掲載した「男/女が生きる」シリーズの「らしさって?」。ありのままに生きることを阻まれる性的少数者LGBTや、「男らしさ」に縛られる男たちを取り上げたことに、多くの反響が寄せられました。さらに取材を進め、ひとくくりにできない多様な性について考えました。 【動画】山梨県立富士北稜高校で男女が制服交換=河合博司撮影 「カミングアウト(公言)し、こういう記事を書かなくてはと思いますが、勇気がなくて」。メールをくれた20代の新聞記者は「オシャレな男」に見えた。 体は男だが、心は女。心と体の性が一致しないトランスジェンダーだ。中3の時、女として男を好きになる自分に気づいた。 自分は女だという意識ははっきりしているが、手術で体を変えたり、スカートをはいたりしたいわけではない。外見は男で通せるので、誰にもカミングアウトしたことはない。 同僚がLGBTを取材していても無関心を装う。「『隠れ
日本の自殺者数は年間3万人を下回るようになりましたが、まだまだ問題の深刻さは変わっていません。背景の一つには、自殺のハイリスク層に対する視点がまだ盛り込まれていないことが挙げられます。 自殺のハイリスク層としては、自死遺族やアルコール依存症者、複数回の自殺未遂経験者などが挙げられますが、セクシュアル・マイノリティ(※)も実は自殺リスクがかなり高いことが知られています。2012年に改正された自殺総合対策大綱では、自殺のハイリスク層として初めて「性的マイノリティ」という文言が入り、教育現場での支援等を掲げることになりました。私自身も「いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン」での活動を通じ、大綱改正に関わった一人ですが、ここに至るまでにはサバイバーとしての人生の大きな苦しみがありました。 ※セクシュアル・マイノリティについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。 SYNODOS J
岐阜市立図書館本館(岐阜市八ツ寺町)と岐阜県図書館(同市宇佐)で、同性愛や性同一性障害に関する図書ばかり計60冊が盗まれていたことが29日、分かった。 県などの発表によると、27日午後1時20分頃、同市立図書館本館の自由に出入りができる書庫で、同じ棚から多数の図書がなくなっているのに、司書が気付いた。 館内や付近も探して確認したところ、同性愛や性同一性障害に関する図書計24冊(購入額約4万3800円)がなくなっており、同日夕、岐阜中署に被害届を出した。司書が同日午前11時~正午頃に確認した時、異常はなかったという。 一方、県図書館は岐阜市から連絡を受けて調べたところ、1階閲覧室にあった同様の分野の計36冊(同8万9900円)がなくなっていた。29日、岐阜南署に盗難届を出した。県図書館には、貸し出し手続きをしないで図書を持ち出すと、警報が鳴る防犯システムがあるが、異常はなかったという。県図書
(撮影/写真部・慎芝賢)この記事の写真をすべて見る 普及したことにより、生活を大きく変化させた、IT技術。ITを上手に使い、人生を変えた人もいる。 昨年10月、ある区議が社民党党首選に出馬した。東京都豊島区議の石川大我さん(39)。区議が立候補したことに加え、石川さんが自身を「ゲイ」だと公言したことでも話題になった。 「ITはマイノリティーの武器なのです」 小学5年生のとき学年がひとつ上の男子を好きになった。後から思うとそれが、初恋。以来、好きになるのは男性ばかり。なぜ自分は同性が好きなのか――。誰にも本音を打ち明けられず孤立していたという。25歳のときに家に来たパソコン。ネットに繋ぎ、同性愛者が作るサイトにたどり着いた。翌月に、自分以外のゲイに初めて会えた。ひとりではないことを実感した。 自身でホームページを作ったときは、出身中学の後輩、それも2人から、「自分もゲイです」とのメールが来た
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く