(CNN) アフリカ南東部のマラウイで伝統衣装ではなくズボンやミニスカートを着用した女性が街頭で襲われ、裸にされる事件が最近相次ぎ、「民主国家なのに暗黒時代に戻そうとしている」などと怒る女性活動家らによる抗議デモが20日起きた。 事件は同国の大都市リロングウェやブランタイアで今週発生したもので、「ズボンなどの利用は伝統を無視している」と反発する男の露天商が女性を殴打し、衣服をはぎ取っていた。 騒ぎを重視したムタリカ大統領は警察に襲撃の加担者の逮捕を命令。国営メディアを通じての演説では「女性は自ら望む衣服を着る権利がある」と説いた。商都ブランタイアで19日に実行した抗議デモにはズボンやミニスカートをはいた女性が参加し、露天商を非難する字句が書かれたTシャツも着込み、気勢を上げた。 同国の女性活動家によると、マラウイでは数十年間続いた独裁体制の時代に女性のミニスカート、ズボン着用を禁じる