学校法人「森友学園」(大阪市)が開校を目指す小学校の認可をめぐる問題に関連し、大阪府が9日、行った大阪府豊中市の小学校建設予定地を視察で、大勢の報道陣を前に籠(かご)池(いけ)泰典理事長が持論を展開。「財務省の国有地のことと小学校の認可のことが別々のことにもかかわらず、一緒くたになって皆さん方が私を追いかけてきた」と訴えた。 籠池氏は、「この件で私自身が仕事をできなくなりました。皆さん方は私をずっと追いかけてこられた。これは皆さん方の表現の自由、報道の自由もわかるけど、基本的人権は大切やないかなと僕は思っています」と述べ、報道に対する不満を爆発させた。 具体例として、「パパラッチのように園バスの後ろを車で追いかけてきている。止まれば止まる。こういうことがたくさんあるんです。こういうことはするべきではないよ」と述べ、「わが国は民主国家だし、みんなで生きていかなければならない」と語った。
大阪市の学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長が関係する「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)で、園児に不適切な対応をしていた疑いがあるとして、大阪市は近く、児童福祉法などに基づき保育園に立ち入り調査する方針を固めた。一方、この保育園が勤務実態を偽り、運営補助金計約1000万円を不正に受給した疑いもあり、市は調査を始めた。 【図でわかりやすく】森友学園と3種類の契約書 保育園は、籠池氏が代表を務める社会福祉法人「肇國舎(ちょうこくしゃ)」が運営。市の関係者などによると、決められた時間内に給食を食べられない園児に対し、椅子の上に給食を置き、正座して食べさせるなど、虐待を疑わせる行為があった可能性があるという。こうした点を確認するため立ち入り調査の実施を決めた。 一方、高等森友学園保育園は、常勤で園の運営管理に専従する園長を置いた場合、国と大阪府、大阪市が支給する補助金「所長設置加算」を20
学校法人「森友学園」(大阪市)が新設予定の小学校の建築事業費をめぐり、異なる金額の契約書が国や大阪府の私学審議会向けに学園側から提出されていた問題などを受けて、大阪府教育庁は小学校の設置を不認可とする方針であることがわかった。学園側から「虚偽の契約書が提出された」とみており、このままでは安定的な学校運営ができないとの見方を強めている。 松井一郎知事は9日、記者団の質問に対し、「出してきた書類に信憑(しんぴょう)性はない。学園側からの指示で虚偽の契約書が作られたと思う」と発言。認可の可否についても、「私学審が大丈夫という意見をまとめるのはなかなか考えにくい」とし、不認可となる見通しを示した。府教育庁関係者も「収支想定が完全に変わってくる。認可できない」と話した。 府教育庁は、学園側に14日までに再提出を求めている産廃土の搬出計画や収支想定計画書などを踏まえ、今月末までに府私学審議会を開催
3月3日に日本記者クラブで行われた石原慎太郎元知事の会見を「非常に責任逃れで小心者の記者会見だったと思います」と一刀両断するのは、ジャーナリストの大谷昭宏氏。 【この記事のすべての写真を見る】 豊洲市場の土壌汚染に端を発した“移転延期問題”は、いまだに解決の糸口が見えない。 そんな中で石原氏が移転決定の経緯について自らの見解を語ったのだが─。 「点数をつけるなら0点に近いです。新しい情報は何もないし、何しに出てきたのかと思いました」(大谷氏) では、どんな内容を話すべきだったのか。 「東京ガスとの“瑕疵担保責任”について専門家に任せたから自分はわからないと言っていましたが、何百億円の話を本当に知らなかったのかと。 瑕疵担保(欠陥があった場合の保証)をめぐる東京ガスとのやりとり、盛り土をしなかった理由の説明も元知事として説明する責任があったのです」(大谷氏) 都は東京ガスと'1
学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地売却問題をめぐり、渦中の安倍首相夫人・昭恵さんが報道陣の前に姿を見せた。 【画像】不安げな表情も… 出席したイベントの内容は、和やかそのもの。しかし、詰めかけた報道陣から今回の問題に関する質問が相次ぐなど、会場は一時騒然となった。 ■UZUの開店エピソード 17年3月8日、「国際女性デー」にからめたイベント「HAPPY WOMAN FESTA 2017」が東京・渋谷で開催された。昭恵さんはそこで、池内ひろ美・内閣府後援「女性活躍推進委員会」理事とトークセッションを繰り広げた。 話題に上ったのは、自身がオーナーを務める東京・神田の小料理店「UZU」と、ファーストレディーのやりがいにまつわる話。 UZUは12年にオープンした。東日本大震災の発生時、都内のコンビニから一時的に食料がなくなったことがきっかけで、「生きていくためには食べ物を確保するの
安倍首相が2021年まで首相をやったら日本全体が「森友学園」になる! 改憲、治安維持法、教育勅語の復活も 安倍首相の森友学園土地取引への関与がますます濃厚になるなか、昨日5日、自民党の定期党大会が開かれ、総裁任期が従来の2期6年から3期9年に延長されることが正式に決定した。これはもちろん、来年安倍首相の総理大臣としての任期を2021年9月まで延長させるための措置だ。 たしかに、安倍首相には、昨年夏前くらいから「改憲を自分の手でなしとげるために、任期延長を狙っている」という観測が流れ、実際、リオ五輪の閉会式では明らかに自分が2020年の東京五輪を仕切ることを意識したパフォーマンスを繰り広げた。しかし、まさかこんなにすんなり決まってしまうとは……。 だが、いまの自民党を見れば、こうなるのも当然なのかもしれない。3月1日の参院予算委、共産党の小池晃議員が森友学園・塚本幼稚園の運動会での「安倍首相
「主人」や「嫁」という言葉は賞味期限 川上未映子さん 3月8日は国際女性デー。作家の川上未映子さんは、4歳の息子さんに「男女のフェアネス」を徹底して伝えているといいます。そのわけは――。 ◇ いま4歳の息子は、3歳の頃から「男は強くて女は弱いんだよね」とか「男は女を守るんだ」とか言うようになりました。そういう価値観を外でがんがん仕入れてくるんです。その都度、一つひとつ「違うよ」と解除しています。 おなかが減るのに男も女も関係がないように、悲しいやうれしいに男も女も関係がないように、強い弱いに男や女は関係ない。その時、余力のある人が弱っている人を助けるだけ。男でも弱っている人がいるし、女でも強い人もいるよ、と。 ■女性はアプリみたいな存在 日本では、社会のOS(基本ソフト)が男性だとしたら、女性はアプリみたいな存在。小さい頃からそういう構図が内面化されつくしていますよね。 例えば
ある日突然、自分や身内が凶悪犯罪の被害者になったとしたら? しかも、その後の生活補償が何もないとしたら? そうした苦しみの中で、砂を噛むような日々を送っている人たちがいる。例えば、渡邉保さん(68)のケース。渡邉さんは17年前、22歳だった長女を近所の男に乱暴目的で殺害された。男は無期懲役。しかし、民事訴訟で男から勝ち取ったはずの損害賠償金5500万円は支払われていない。被害者の喪失感は金で埋まるものではないとはいえ、平穏な日常を奪われた上に補償もない「二重の苦しみ」。彼らの胸のうちとは。(Yahoo!ニュース編集部)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く