2020年9月11日のブックマーク (4件)

  • ルーク・スカイウォーカー問題 | Colorful Pieces of Game

    最近、会社の若いゲームデザイナーに説明することがあったので、ついでと言っては何だが、ルーク・スカイウォーカー問題と呼んでいる古くて新しくて難しいゲームデザイン上の問題について、メモ書き代わりに残しておきたい。 尊敬するクリス・クロフォードがElectric GamingやCGDCの講演でスゴく語っていたゲームの持つ宿命的な問題だ。 「映画のヒーローのようになりたい」という、誰でも一度が持ちそうな夢を叶えるのは、テレビゲームのストーリー的な側面、シミュレータ的な側面、そしてインタラクティブメディアであることが組み合わさった、素晴らしい能力だ。 ところが映画のヒーローが立ちむかうクライマックスのような状況を当にゲームで設定すると、ほとんどクリア不可能なうえに、クリア出来るようにすると別の問題が起こる、というのがこの問題のそもそも。 例えば(問題の名前に準じて)スターウォーズ EP4のラストバ

  • ゲームとシナリオの奇怪な関係 | Colorful Pieces of Game

    『ルーク・スカイウォーカー問題』で「難易度を下げれば解決する」という主張があったけれど、残念ながらそれでは解決しない。 問題を簡単に煮詰めると デススター撃破はそもそも無理な難易度で、普通は失敗する ⇒とてもムリなコトを成功するからヒーローだ。体験は原理的には時系列に従うので一回性。だから死んでやり直しとかはありえない (死んだら「死んで終わった体験」が正しいことになる) ⇒これを死んでもやり直せる世界観を作ることで解決しているのが例えば”All you need is kill”だとか、トルネコ/シレンの「不思議のダンジョン」って仕掛けだったり、最近だと”シャドウ・オブ・モルドール”だったりする(ただしモルドールは時間が戻るわけではないのでさらにスゴい)。ゲームデザイナーがユーザーに体験してもらいたいストーリーはもちろんデススターを破壊する ⇒100%成功するアイディア以外は、体験として

  • 幻のベルトスクロールアクションゲーム傑作が復活!『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム』の完全版が発表

    Ubisoftは、2014年からずっと販売停止していた『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム』を年末に再発売すると発表した。『Scott Pilgrim vs. The World: The Game - Complete Edition』はPS5、Xbox One、Switch、Stadia、PC向けに発売される。 Ubisoftが制作し、Anamanaguchiが楽曲を担当した作が最初に発売したのは2010年。IGN USは当時、「『熱血硬派くにおくん』や『ベア・ナックル』のようなレトロベルトスクロールアクションゲームを彷彿とさせ、同時に新鮮な要素も盛り込まれている作は今ダウンロードできるゲームの中でもっともクールなものではないか」と評価し、8点のスコアを与えた。 当時の報道によるとライセンス失効が理由で、作は2014年に配信停止された。クリエイターのブライアン・

    幻のベルトスクロールアクションゲーム傑作が復活!『スコット・ピルグリムVS.ザ・ワールド: ザ・ゲーム』の完全版が発表
    unamuhiduki12
    unamuhiduki12 2020/09/11
    お!14年にライセンス失効して配信終了してた360/PS3「スコットピルグリムのくにおくん」が移植か!!!
  • 劇場版『Gのレコンギスタ』は、なぜ“わかりやすい”のか? 富野由悠季総監督に聞いてみた!【アニメ業界ウォッチング第63回】 - アキバ総研

    劇場版『Gのレコンギスタ Ⅱ』「ベルリ 撃進」が、2020年2月21日から上映されている。前作『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」は上映館を増やし、期間を延長・追加するほどの大ヒットとなった。劇場に足を運んだ観客は、誰もが「テレビよりもわかりやすくなった」と口にしたが、なぜ「わかりやすくなった」のだろう? 劇場版『Gレコ』の「わかりやすさ」の理由、新作「ベルリ 撃進」の疾走感とドライブ感、DREAMS COME TRUEの密度の詰まったテーマソング「G」の魅力について、富野由悠季総監督に話をうかがった。 セリフではなく、カットの繋ぎ方でシーンの流れをよくしている ── 劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け! コア・ファイター」の話から始めたいのですが、テレビと同じカットの前後を少し入れ替えるだけで、こんなに意味が伝わりやすくなるのかと、驚かされました。 富野 そんなことは、昔か

    劇場版『Gのレコンギスタ』は、なぜ“わかりやすい”のか? 富野由悠季総監督に聞いてみた!【アニメ業界ウォッチング第63回】 - アキバ総研