自慢じゃないが、僕はビビりだ。組織に先生・指導者・上司的な「上」の人がいると、すぐにビビってしまう。特にその人の気性が荒かったり、感情を表に出すような人だとダメだ。「怒られないように」ということだけを願って行動してしまう。今日もその人と顔を合わせると思うだけで胸がキューっと締め付けられ、心がヒリヒリする。 高校に入った当初、サッカー部の先輩たちにビビっていた。先輩に怒られないということが史上目標で、練習や試合をしていた。自分たちの代になっても、コーチや監督にビビっていた。大きなミスをしないことだけを願ってプレーするサッカーは、あまりおもしろいものではなかった。高校の3年間で、純粋にサッカーのプレーを楽しめた瞬間というのは、あまり多くはなかった気がする。 大学生になってからは、所属していた劇団のリーダーや振付師さんにビビっていた。ダンスなんて全く素人だったので、演技やダンスの最中に怒鳴られる