これは今年(2008年)7月6日付の日本経済新聞の一面にあった「ルールの誤算 追い抜かれる法」という特集の一部です。世界を引っ張る力を秘めたテクノロジーやコンテンツが日本はいくつもあるのに法が旧態依然なせいで国際競争力をどんどん失っていくのではないか、という危機意識を訴えた内容です。 そのなかに、こんな文章がありました。 国際的な人気俳優を輩出し始めた韓国。アニメでも外国の子供たちが見ている番組がある。中華料理店の看板娘が忍者の少年に恋する話を描いて「プッカ」。昨年は百十五カ国で放映された。日本と異なる著作権のルールが躍進を支える。 日本では通常、TV放映した番組をネットなどで流すには、出演者や声優らから、もう一度同意を取り付けなくてはならない。韓国はそんな手続きはいらない。外国の衛星放送やケーブルテレビなども使って、世界各国に番組を流している。プッカの文具や小物などキャラクターグッズは欧